自宅グランピングの勧め

ふとした瞬間、自然に回帰したくなる。

心休まる場所、自分だけのリラックス空間があったらいいな。と思ってしまう。この要因は、情報超過によるストレス社会の一面であるといえるだろう。

私たちの暮らしはインターネットの普及により大きく変わった。そして、今後このスピードは、より一層加速するだろう。浴びても浴びても降ってくる情報量の多さに、人々は混乱し参っている。その動きに呼応するように、価値の在り方が変わってきている。所有を良しとした「モノ消費」から、体験を良しとする「コト消費」に移行しつつあるのだ。

所有という概念が消えつつある理由のひとつに、「シェア」という選択肢が増えたことも挙げられる。晩御飯のおかずをつくりすぎて「食べきれないんで〜。」と顔見知りのお隣さんにおすそ分けをするローカル感はない。便利さを追求する中、24時間いつでも会社や知人と、もはや顔も知らない誰かと繋がり続ける時代だ。シェアもその一部。インターネットのもたらした恩恵を享受する一方で人の首を絞めている部分は否めない。そして、この流れは止められない。だからこそ今の自分の暮らしを見直す必要があるはずだ。

 

高いビルに挟まれ、車のヘッドライトは我が物顔で横を通り過ぎて行き、濁った空気に響くクラクション。満員電車に揺られて、この変わり映えのない毎日がいつまで続くのだろうと、不安に駆られながら眠りにつく。自分でも気づかない間に蓄積されるストレスから解放されたい。大自然の中に身を置き騒然とした日常を快適にシャットアウトできる「グランピング」に人が惹かれるのは、もはや疑う余地もないし必然的であろう。

「キャンプ」を一度は経験ある方も多いのではないだろうか。

大自然の中で澄んだ空気と静かな空間に身を置くことができることは安易に想像できるが、ネガティヴな要素もあるはずだ。

夏は熱帯夜で寝付けないことに加え、蚊や害虫との戦いがあるだろうし、冬は極寒だ。正直季節は限られるだろう。

天候に左右されるし、シャワーの有無、道具の準備など現地でも新たなストレス要素が含まれている。

キャンプには行きたいとは思うけど中々1歩踏み出せないこれらの理由を払拭したのが、先ほどにも出てきた「グランピング」だ。

グランピングの種類も多種多様で、詳しくはここにまとめてあるので参考にしてほしい。

グランピングの種類

ストレスからの解放ツールとして是非グランピングを活用してもらいたいとは思うが、そもそもの問題定義が現場ではないパターンもあるだろう。幾つか要因を挙げるなら

  • 仕事の都合でまとまった時間を確保できない。
  • 金銭面的な面で余裕がない。
  • せっかくの休みにわざわざ行くのが面倒くさい。etc…

 

要はグランピング会場まで足を運べない人たちだ。

では、身近にその空間を作ってみてはどうだろうか。と提案したい。

実際、そういう理由で行けない人も多い。ならば、現地に行かなければできない。という考え方を捨てて、最も身近な自宅にでも創ってしまおう。「自宅グランピング」が忙しいビジネスマンや芸能人の間で密かに人気を博しているのをご存知だろうか?

 

 

 

 

 

 

 

自宅にリラックススペースを創ってしまう一見斬新な発想だが、一般的に広く知られたにはワケがある。「ベランダ・グランピング」という言葉、日経トレンディより発表された2016年ヒット予測ベスト30にて8位に選ばれたことにより周知された。ちなみにこのランキングの5位には「PlayStation VR」が入っていたりと競争率の高さが伺える。

洗濯物を干すだけだったベランダにガーデニングを施し、テーブルにチェア、クッションを。それだけでもこれまでと全く違った景色になるはず。そこで読書や音楽を聴いても良し、食事をしても良し、お気に入りのティーカップにアールグレイ(主観)を注いでティータイムとともに時間の流れをゆっくりと感じるのもひとつだ。リラックスできる空間を身近に持つことで、少しばかり毎日が豊かになるはずだ。

自宅グランピングは他にもある。では、どこを使おうか –「屋上」だ。

出典:https://www.plus1livinghouse.com/

 

屋上は自宅グランピングに最適。広くスペースを使い閉鎖感のない空間が無数の可能性を見出す。

都市で食事に向かう店のことを思い返してみてほしい。

テラス席や野外のダイニングレストランなど、アウトドアの要素を含んだモノが多くはなかろうか。

「外」というシチュエーションに贅沢な場所としての価値が置かれている

歴史とともに、そして暮らしとともに少しずつ離れてしまった自然との距離を取り戻したいのかもしれない。

出典:https://www.plus1livinghouse.com/

 

話を戻そう。行きたい場所や居たい場所を逆に自宅に呼び込んでしまおう。

工夫とアイデア、屋上を行きたい場所と自宅を繋いでしまう魔法の空間にしてしまえば、明日がもっと楽しくなる。

 

身近なところから…

自宅にも可能性を広げるアウトドアシーンには、現代社会を生き抜くヒントが隠されている。「グランピング」をひとつの手段として活用するかしないか、それはあなた次第である。