インドア派をアウトドア派におススメグランピングBest spot6

3つのツリーハウスを繋ぐ渡り橋

アメリカの南部でキャンプをするなら、太陽のぬくもりを目印にテントを張ればいい。

春めいてくると空気はまだちょっと冷たいけれど、だからこそキャンプファイアーで焼くマシュマロがご馳走になるというもの。そして、ぬくぬくとしたスリーピングバッグに身体を沈め、森の奥深く、大地の上で寝返りをうてば天国だろうーー。

だが、朝、目覚めた瞬間に、テントの天井からぶら下がるカマキリとご対面(!)というシチュエーションが、正直苦手だという人にはハードルが高すぎるかもしれない。実は、そんな都会の快適さも捨てがたい冒険者にうってつけのキャンプがある。グラマラスなキャンピング――そう、略してグランピングだ。

ジョージア州には、簡易トイレ完備のキャンプハウスがいくつもあるので、用をたすのにわざわざ茂みを探し回るといった苦労と無縁なのもありがたい。

 

バックヘッド・ツリーハウス

3つのツリーハウスを繋ぐ渡り橋

出典:TAKEYOUWILD.FORMAT.COM

アトラントの喧騒を逃れて、バックヘッドへ向かおう。森の樹木に覆われ、小川のせせらぎが聞こえる場所に「スワンキー・ツリーハウス」がある。オーナーであるピーター・バオースさんは元々、自分たち夫婦が都会を抜け出し、自然をエンジョイできる場所に隠れ家を創ろうと、3軒のツリーハウスを建設したのが始まりだ。現在は、Airbnbを通じ世界中から宿泊の予約が殺到して大忙しだという。

この3部屋あるツリーハウスは、渡り橋でつながっており、ゲスト2名で十分な広さとなっている。ただし、お子さんとペットの宿泊は、ご遠慮願っているそうだ。

「ここには”静寂”があるんです」と、バオースさんは語る。「ですから、多忙な生活を極めているゲストであっても、ここに来ると何にも、誰にも邪魔されないんですよ」

 

ザ・マーティン・ハウス

ザ・マーティン・ハウス

出典:https://themartynhouse.com/the-farm/#glamping

「『ザ・マーティン・ハウス』は、グランピングの先駆けといえるでしょうね」そう話すのは、オーナーのジョアン・マーティンさんだ。ジョージア州エリジェイにある家族経営の牧場の中に、ゴージャスなインド様式のスリーピングテントが4軒建っている。ちなみに、マーティン家はこのテント群とは別にB&Bの経営もしているそうだ。2008年以来、このクールなテントを宿泊用に貸し出しているわけだが、2010年に雑誌「Southern Living (南部暮らし)で取り上げられてからは、マーティンさんのグランピングの評判はうなぎのぼりだという。「おそらく、ここのリラックスした雰囲気に、リピーターが増えているんだと思います」と、マーティンさん。「ふらっと訪れて、気ままに好きなことができる、そんな素敵な場所なんじゃないかしら」。

絵を描いたり、屋外のバスタブでシャンパン片手にくつろいだり。「ザ・マーティン・ハウス」は忙しい日常からエスケイプに、かなりおススメの場所といえそうだ。

 

シダー・ハウス・イン・アンド・ヨーツ(ゲル)

出典:georgiamountaininn.com

ヨーツ(ゲル)――またの名を“円柱型テント”には、グランピング暮らしを堪能しつつ、ベッドや電気といった現代的なアメニティもオプションで選べる自由がある。ジョージア州のダロネガにある「シダー・ハウス・イン」は、2つのゲルを提供しており、地面に寝転んで夜を明かすほど本格的ではないが、そこそこアウトドアも楽しみたいという人たちに人気の宿だ。オーナーのメアリー・ベス・ターナーさんいわく「大人数でごった返すゲストハウスに泊まるよりも、アウトドアをよりプライベートな空間で楽しみたいという方向けですね」。

エコ・フレンドリーなゲルでは、夜の静寂に自然界からの声を聴きながら、清潔なベッドで眠れ、目覚めればフレッシュな朝食が用意されている寸法だ。また、ゲルは予約をすれば、一年中利用することもできるそうだ。

ストーン・マウンテン・パーク

出典:.stonemountainpark.com

「ストーン・マウンテン・パーク」は、アトランタ都市圏に住むグランパーのために湖畔に6軒のゲルを提供している。それぞれのゲルは空調完備で、電気、家具付きだ。ゲストは、自分のスリーピングバッグもしくはベッドリネン一式を持参すればいい。お子さん連れも大歓迎、ただしペットは禁止。

 

スィートウォーター・クリーク州立公園

リティア・スプリングスの奥まった場所に「スィートウォーター・クリーク州立公園」は位置する。昨年、10軒のゲルをオープンしたばかりだという。ゲルは電気、家具付きで、浴場は歩いていける距離にある。夏になると、公園内になる「ジョージ H スパークス貯水池」で、ボート、カヤック、サーフィンやカヌーもレンタルで楽しめる。

 

リトル・セント・シモンズ島の「ザ・ロッジ」

出典:www.littlestsimonsisland.com

リトル・セント・シモンズ島は、すぐ隣に横たわるセント・シモンズ島の姉妹島だ。ここにある「ザ・ロッジ」は、隠れ家にちょうどいい。万一、キャンプにあまり興味がないという人でも、 ここの居心地の良いキャビンにステイするなら、きっと満足するはずだ。 ゲストは部屋を借りるだけでなく、コテージ一棟、なんと島全体を貸し切ることもできる。ここにいる間中、キャンパーはハイキング、バードウォッチング、海辺を散歩したり、アルタマハ川で魚釣りをしたりと、おもいおもいの時間を楽しむことができる。